第1回 NPO法人グリーンアップ熊谷 高橋哲男氏

 

 

「インタビュアー(以下Q)今日はお時間を取って頂きありがとうございます。

 

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「高橋氏(以下T)」こちらこそありがとうございます。

 

Qまず始めにグリーンアップ熊谷を立ち上げようとしたきっかけは何ですか?

 

T立ち上げるきっかけが先か、行動を起こしたのが先かはわからないのですが、熊谷市の市民事業で市民と行政一緒になって市民の力という事業で、市民提案の事業を市が受け入れる事業があり、300万円の予算がでることになりました。

一人ではできないので、NPOを申請して、芝生かにする為にの名前でグリーンアップ熊谷にして組織をつくりました。仲間はサッカーで知り合った人で構成をされていて、サッカーをする良い環境を提供したいという思いで、40代から60代のメンバーで構成をされています。いつまでたってもグラウンドが土のままで、行政に任せておくことはできない。芝生になれば良いのになって言うだけではなく、行動に起こすことはできないか?という思いをもった人たちが集まって、グリーンアップ熊谷を立ち上げようとおもいました。

 

Q良い芝生の環境を提供したいという思いの組織はどのような活動をしているのですか?

 

T今は3年目、植えた芝生が育つように、芝生の管理をする。当初はスポーツクラブは考えてはいませんでした。

朝5時くらいに集まって、水をまいたり、安いスプリンクラーをもってきてカラーコーンにのせて水が切れないように水を撒いたりしたりしていました。メンバーや近所の人が3時間ごとに交代で水を撒いたりしました。石を拾ったりしましたね。自分たちだけではなく、そのなかで地元の選手や子供も手伝ってくれました。活動の中で子供の感性を観ることができて、こういう効果を生むんだなって思いました。

感動したのは、選手が休みの日に自分たちで植えた芝生のわあわざグラウンドまでランニングをしてきて、植えたグラウンドが心配で見に来たり、グラウンドを写メしてコーチにメールしたりするのは、こういうのをきくと、芝生のグラウンドができたものを、「はいプレーしてください」と提供するのではなく、芝生を植えるところからみんなに手伝ってもらって、啓蒙を計る活動というのは行動はいろんないみで広がりを持つものだと感じました。

始めた当時1、2年は、とにかくグラウンドの芝生をからしたくないという気持ちで、管理することが目的でした。

 

Q芝生のグラウンドを子供や地域の人たちでつくることと管理と意地をすることが主な活動ということになるのですね。

 

Tそうですね。熊谷市と熊谷市のサッカー協会の協力の下で、月に小学生が一回、中学生が一回グラウンドをつかえる日をもうけてもらい、そのなかで小学生はリーグ戦のトレーンングマッチをしてもらったり、中学生は今クラブと部活動の活動が分かれているので、その枠を超えて中学校の部活とクラブチームの練習試合をしてもらうようにして交流を図る活動をしています。

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Q他にもポカリスエットマッチやグリーンアップマッチもしていますね。

 

Tポカリスエットマッチは大塚製薬が日本サッカー協会と問題がありすぽんさーをおりてしまい、その情報がおりてこなかったもので、それを知ったのもつい最近なのです。

 

Qグリーンアップ熊谷では、グラウンドを芝生にするところから、地域の小学生や中学生が交流をできる場も提供しているんですね。

 

Tあとは、人も派遣をしています。

地元にある河川敷のグラウンドで、地元の少年団が使うことがあるのですが、草が伸びて草を刈ってくださいといっても、予算の関係で年に何回までですと決められてしまいるんですね。なので自分たちが主催の大会の前にいい環境を提供するために、草を刈りたいというときに、グリーンアップ熊谷で持っている芝刈り機をもっているので、平日に行けるメンバーが行って市役所から許可をもらって草を刈りにいったりもするんです。ピッチコンディションを整える地元のサポートもしています。

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Q芝生のグラウンドを植える、管理することを地域の人たちと一緒にやろうと思ったのですか?

 

Tそれはですね。もともとグリーンアップでやろうというまえに、深谷のサッカー協会にもたずさわっていて、FC深谷の元井監督の地域論をきかされ、選手は地域が育てるんだと言うこと、地域の持っている力は凄いものがある、地域から出る選手を地域で応援をする。そうするためには、スポーツをするだけではなく、人と地域との繋がりが大切になると感じました。協力をいただいたあるサッカーの監督とは10歳以上はなれている人ですが、刺激をもらいました。そこで、まずは深谷市で考えたことをカタチにするために何かをやってみようと言う気持ちになりました。

私は、石橋を叩いて渡ることができないタイプの人間でまずは行動を起こしてしまうのですが、戸との助成金で芝生かという事業を考えたのですが、法人格を持っていないところでは助成金をもらうことができないので、そこではじめて法人各をもった組織を作ることが必要だと学びました。行動をする前に調べればわかることなんですけどね。考えるよりもまずは行動を起こしてしまうんです。

そこで、グリーンアップを立ち上げるときは、法人格をとるということとメンバーも12人しかいないので、この人数では芝生を植えることができないからどうしようということになりました。メンバーの中に熊谷市のサッカー協会に関わる清水さんという方がいて、その人が子供と一緒に芝生を植えようというアイデアを出してくれました。そして、熊谷市の子供に声をかけてくれました。僕には声をかける力や人脈はなかったのですが、清水さんが声をかけてくれて480人もの子供が集まりました。

 

Q凄い人数ですね。

 

Tグラウンドを芝生化する為に人が集まる地域の力は凄いなと実感をしました。480人も人が集まると、熊谷市もしらんぷりすることができなくなって、市長もくるは、活動にダメ出しもできなくて、そうやって地域を巻き込んで活動をした方が良いと元井監督に言われました。他にも清雲さんにも、体験談を聞かせて頂いたり、自分の活動をしているNPOの思想をや話を聞かせて頂いて、自分たちから見たら凄い人に「高橋できるよ」パンって肩を叩いて応援をしてくれましたんですよ。メールを送ったときも真摯にかえしてくれたりしました。そうやってアドバイスをもらう中で、清雲さんも地域を巻き込むべきだとアドバイスを頂きました。それは活動がスポーツクラブに発展をする為だけではなく、そういうアドバイスを受けていた経験もあって、それがきっかけで今回は子供たちと一緒に芝生を植えようと思いました。子供がきたら、その親がきて、親の知り合いがきて、近所の人がきて、という感じで人が集まってみんなで協力をして芝生を植える取り組みができたのはよかったですね。

 

Q地域のみんなで芝生を植えたり、管理をしたりという作業をみんなで一緒にすることで地域が育つということに繋がるんですね。

 

Tはい。そうですね。

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Qこのような活動を通して、どのような人を育てて、地域を育てたいと考えているのですか?

 

Tそうですね。例えば、自分が育てるという大それたことは言えないのですが、理想と思っているのが、海外のクラブのようにサッカーをしている隣で、グラウンドゴルフをしている年配の方がいたりするような環境で、子供たちが芝生のグラウンドを使い終わった後に、目土を入れたり、年配の方と一緒に芝生のメンテナンス、整備を手伝ったりして、世代を越えたコミュニティをつくっていくことで、年配の方が子供に「うまくなったなぁ」と、一緒にスポーツをする方に声をかけられるというコミュニケーションがとれる環境で育った子供があのとき言われたこと、ほめられたことをいつまでも声をかけられたことを忘れないで、あのとき言われたことがいつも心の中にあって頑張ったんだっていえるようにしたいです。

年配の方々も、子供のスポーツを観ることで酒を飲みながら「あの子供のプレーがさぁ」っていえるようにしたい。

そういう繋がりが、ゆくゆくは地域の防犯や、いつも人と接していて子供が悪いことができないという子供が育つ環境にしたいです。また、大人が作業をしているのみて、子供がやらされるのではなく自分から手伝いますというような心が育つ地域にしていきたいと考えています。また、手伝ってもらった大人が、子供のことを応援して、チームができたときにチームを愛して応援をしてくれる地域ができるのではないかと考えています。そんな感じになったら良いなと思っています。

芝生のグラウンドでいま小学校3年生4年生の子供が、30代、40代の大人になったときに、このグラウンドはお父さんが植えたグラウンドなんだと子供に自慢できるグラウンドで、残り続けるグラウンドでこういう人たちがつくったんだということを下の台に伝えていきたい。

プレーをしていると、管理する人と接点がないのでグラウンドをつくっている人や管理をしている人をリスペクトすることができないじゃないですか?

言葉でリスペクトをすることを子供に伝えても、理解することは難しいじゃないですか。グラウンドをつくって管理する人を身近に感じることでリスペクトすることを伝えることができると思うんです。こういう人を身近に感じることで自分たちはプレーができるんだということを伝えたいし、お父さんの植えた芝生がいつまでも残っているのは、地域の人たち力を合わせて育ててきたからこそ残っているんだということを感じられるようにしたいです。

そうすると、今までは公共の施設やグラウンドや施設をつくりました、管理はほったらかしで、市民で使ってくださいという流れがあると思うんです。そこに市民が入り込んできたり、地域の人たちがもっと入り込んでコミュニティができて、そこにはスポーツもあるし、文化もある中で小さな核ができて、横の繋がり、世代を超えた繋がりができて人が繋がる地域をつくりたい。

 

Q地域の中でグラウンドを作ること、管理すること、プレーをすることで人が繋がることが密接になっていくなかで、高橋さんは日本のスポーツのかんきょうをどのように変えていきたいのですか?

 

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T凄く難しい質問だな。俺は変えられないけど。

たまたま先週奇跡の林檎という、木村さんが無農薬で林檎を作ったという話。凄く苦労をして何年もかけて作った林檎が腐らなかったという話です。たまたまその本を読んでいたんですけど。その人もやっぱり、りんごは人間が品種改良をしてしまったもので、肥料とか、農薬をたくさん使ってあげないと実がならないくらい過保護な樹木らしいです。もともと自然界にあるということは、そんなものがなくても林檎はあるもので、その人は無農薬で林檎をつくろうと5年も6年も何十年も苦労されたらしいですけど、うまく行かなくて死のうと思ったときに、山に行って首を吊ろうとしたらしく、はっと見たら樫の木が見えたらしく、そのまわりには雑草がたくさん生い茂っていました。山の木って消毒も手入れもされていないし、多少虫に食われたりしているという。でも山の木はこのような環境の中で、なんで育つのかというと、土がふかふからしいです。土が柔らかいから土が凄く張っているらしいです。この土に感動をして、畑にもどって自分の林檎の樹を見てみると、自分の木は根があまり張っていない見たいらしいです。

日本の今のスポーツって、この本を読んでいてこの林檎の樹と同じ状況なのではないかと思いました。今の日本のスポーツは土から上の部分が情報過多になっていてプレーヤーとかに肥料や農薬をたくさん挙げている状況なのではないかと思っています。それで、土に埋まっている中のことは見ないで、ちょっと押されたくらいで倒れたり、頑張れないとか、そういう部分を見ないでいる人が多いのではないかなと思っています。畑で例えると土なんですけど、大事なのは土の中というか、しっかりと根を張れるように、根を張れれば元気になるし、成長するので、その土壌作りというか、畑でとれる土壌作り、根が横に広がって、細かい根も張れるような土壌作りに注目すべきではないかと考えています。

要は、色んな制度が合ってトッププレーヤーとかが、自然界は雑草もエリートも一緒に育っている。だから、スポーツの環境もある時期まではエリートもそうでない人も一緒にプレーをしていいと思うんですね。それを無理に、うまい子だけを集めて選抜チームを作ったりすることはある程度は必要だとは思うんですけど、だけどその前に一色単にプレーすることで選手である前に人であるのだから、人と人が集まるコミュニティに話は戻るのですが、年齢や技術のレベルに関係なく全ての人がプレーできる環境を提供する必要があると考えています。

プレーをすることに関して、年代、技術と分けられすぎてしまっていて今はオフザピッチのことを学ぶ機会があまりにも少なすぎて、このように色んな人があつまるコミュニティの中でオフザピッチのことを学ぶ機会を提供することができるのではないか。なので、私はこれから日本のスポーツ界が成長するに必要なのはオフザピッチの環境、土の中の環境をどのように作り上げるかというかが必要だと思います。これは時間も凄くかかるし、答えはなくて凄く難しいことだと思う。ヨーロッパ等のスポーツ文化が発達している国のことを真似することは良いんですけど、その中で日本人の良さもある。私もまだまだ勉強不足で日本の文化について説明をすることができないんです。日本の良さをまだまだ人に伝えられない。これから日本人の良さも学び、良さを活かしていきたい。

自然界は雑草も、大きな木も、林檎の樹もみんな一緒に成長をしている。それと同じように、スポーツ界も大人も子供も一緒になってプレーをすることで、プレーのことも人として大切なことも、お互いに学び合うことが必要かなと思います。そういう環境で育った中で、最終的に様々なスポーツにやりたいことに分かれていけばいいとおもう。そう言うことも必要だと思う。だから今は本当に見えている部分に農薬を与えすぎているような、どんなスポーツにしても。あとは雑草というか色々な人が集まるコミュニティがないなっていう、例えばスクールとかクラブチームとか教室とかがあって、親は預けるだけ。親は送ったら帰ってきて自分のことをすませて、また迎えにいくとか、スクールバスに乗せるだけというだけで、親同士のコミュニティもない。それいがいにも親は子供の応援に行くと自分ちの子供しか応援をしない親も多い。

 

Q:よくいますねそういう親。笑

自分の子供は高校3年生ですけど、こどもがサッカーをしていたときに素晴らしいなと思ったのは、ある親が試合のビデオを撮ってチームのみんなに配ってくれる人がいたんですよ。それも毎試合ですよ。その労力って凄いですよね。この前○○さんとこの親は試合に来れなかったでしょ。この前の試合で○○さん頑張っていたよって、ビデオをわたすそういう親もいたんですよ。そういう中で育った子供って、成長してもチームとかお互いの仲間を凄くリスペクトするんですよね。そういうことを振り返ると親の行動って子供は凄くよく見ているんだなって思うんですよ。逆に親や大人同士の中でもリスペクトというか、地域でお互いをリスペクトするという環境は大切だと思うんですよ。それはチームだけではなく、地域の大人が関わってきても良いと思うんです。

 

Q集まる場所が合って、世代に関係なく地域の人たちが一緒のことをすることで人と人とが繋がりができることであったり、そこで学び合える人と人との関係を作ること、それがオフザピッチの見えないところであり、人としての見えない大事な部分を学べる場がサッカーであったり、それ以外のスポーツを通してひとから学べる環境を作っていくことが大切ということですね。

 

T(そういう環境が)それがスポーツクラブですよって言われればそれまでなんですけど、さっきもお話をしましたが、スポーツ少年団とかには歴史が合って野球は野球、サッカーはサッカー、バレーはバレーというのが日本の風土としてあって、本当はそれらを一色単にして雑草だらけにして、違うスポーツの良さを学ぶとか、感じるとか礼儀正しさを学んだりする場所が合ったら良いと思うし、そういう場を作ることに目を向けるべきなのではないかと思う。

 

Qグリーンアップ熊谷をはじめ、このような環境を作っている段階の中でのやりがいを感じるときや、達成感を感じる瞬間はどのようなときですか?

 

T今は正直、目の前のことに夢中になっています。やってきてよかったなと思うことは、私自身が色んな人と関われたということと、一緒に活動をしているメンバーも同じように色んな人と関われたことです。そのなかで、サラリーマンとか仕事をしている人が、普段はあまり元気ではないのですが、地域に帰ってくるのを見ると凄く元気なんです。そうみると地域って人材の宝庫というか、結構無理だなって思っていたことも、地域の人が企業に行くことによってコネクションが利用できたりとか、色んなことができちゃうのを肌で感じています。あとは行政に対する一部の偏見もかわりました。役所の人たちは役所仕事でっていう頭でっかちな考えもあったのですが、役所の人たちと関わることで役所の人たちも地域を良くしたいという考えを持っていることにも気づきました。そういう人たちは活動に賛同してくれて協力をしてくれています。一番良かったのは、自分が一番意識していた地域の力っていうのは、自分が創造していた以上にあるのだなということを肌で感じられたことが一番ですね。あとはいつも何かをするときに、議員を使って頼めば良いと言う考えだったのが、自分たちもここまでできるんだというのがわかったのが嬉しい。実際にここまで自分たちでできていますからね。これからのことは凄くわくわくしています。でも逆にわくわくしすぎて、何をしていいかわからないんですよ。

 

Qそれは、うれしいなやみですね。笑

 

Tわくわくしていると時間が経つのは早いね。新しく江南のグラウンドを管理し始めてからあっとうまに3ヶ月もたってしまって、何が変わったんだっていうとまだ何も変わっていなくて。笑)施設の草を刈ってもすぐに草だらけになってしまって。

だからやりがいを凄く感じています。こういう感情にしてくれるのはそれはスポーツの魅力なんだと思います。

 

Qそうやって活動をしていく中で、まわりの人たちを仲間にしていくことができるのですか?まわりの人たちが協力してくれるのですか?

 

Tなんでなのですかね?自分でもよくわからないのですが、偶然の人の縁ですね。うまく行かない人の縁もあるのですが、不思議と人が協力をしてくれるのです。元々グリーンアップのメンバーというのは、江南南で一緒に活動をしていた人が半分なんですよ。それはお互いサッカーをサポートする立場でお互い本気でやってきた仲間で、良くする為にお互い言い合いをしてきた仲で「目標は子供たちにいい環境を提供したい、良い思い出を作らせてあげたい」という思いで子供とチームのサポートを本気でしていた。何十人も親がいる仲で本気だったのは5、6人ですよ。子供の為に無償で本気で馬鹿になってやれる人たちってこのくらいの人数しかいなかったんですよ。でも、本気になってやっている人たちって、人脈もすごいんだなって思います。そのメンバーのなかで、私が石橋を叩かずにすぐに行動を起こしてしまうと、まわりのメンバーが行動を起こすのは良いけど、まてまてと止めてくるんです。そのときまわりのメンバーが私の渡ろうとする石橋を落ちないように助けてくれるんです。そんなんで、端から見ると危なっかしい人間なんだと思います私は。

 

Q高橋さんがやりたいっていう、本気度を行動起こすことで伝えているんですね。だからまわりも助けてくれるんですね。

 

Tでも、100%は無理なんだけど,本気度というか自分の中で言いっぱなしって凄く嫌なんですよ。「俺は○○やるよ」っていって、「○○やったの?」って聞くと「まだやっていないよ」って言うのが嫌いで、口に出したからには何かしらアクションを起こしたいんですよ。それで何回も失敗はしてきたんですけど、それを続けてきました。今も成功しているうちにはイルカはわからないのですが。今まで成功より失敗の方が多いんですけど、結果はどうあれまずは行動を起こしてチャレンジすることは意識しています。

 

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Qうまく行くいかないより、まずは自分が決めたことをしっかりと行動に起こすということを大切にしているんですね。

 

T本当だったら順序だてて色んなことを、準備して計算してやるべきなんですけど、私はいきなり行動を起こしてしまうんですよ。笑

 

Q行動を先に起こしてしまうんですね。笑

 

Tうまく行動を起こして走り出しても、準備がないから思っていたより進まないって言うこともよくあるんです。

 

Qでもそういうときにまわりの人がサポートをしてくれるんですね?

 

Tそうですね。まわりが準備や計画無しに行動を起こしてしまう人間だということをわかってくれているからですね。あとは、素晴らしい仲間に恵まれたと思っています。まわりの人から見たら迷惑かもしれませんが。笑

すごくありがたいですね。私はすぐまわりから影響を受けやすいタイプなので、いいことを言っている人がいると、「それいいな!それやろう!」とういうふうになってしまって、自分を見失ってしまうときがあるんですよね。笑「それはだれがやるんだっ?」「おれがやる!」ってなってしまうんです。

 

Qそうやって行動を起こしていくと、失敗が多くなるという話だったのですが、失敗したときって落ち込んだりしますか?それとも失敗をしたときって次はうまくやってやろうという気持ちになりますか?失敗をどのように次に活かしているのですか?

 

T失敗をしたときはすぐに、切り替えるようにしています。あまりくよくよしないですね。しょうがないなって感じです。絶対に食いは残るのですが、失敗しても成功しても悔いが残らないように、これでダメならしょうがないという気持ちでやります。

 

Q決めたことに対して全力で取り組むということですね。

 

Tそうですね。

そういう風に取り組んでいると、グリーンアップ熊谷以外の自分の仕事をしていると不思議とこういう気持ちは出てこないんですよ。仲間とか地域とか人の為を思いながら活動に取り組むと、そのビジョンって達成できるンじゃないかって思っちゃうんですよ。結果までのプロセスを抜かしちゃうんですけどね。仕事を仕事と思ってやっているとダメなんですよね。

人の為にやると決めたことは、悔いと残したくないという気持ちが出てきて、本気で取り組めるんですよ。本当に不思議ですよ。

 

Q人の為にとか、地域の為にとかを思いながら取り組めることに対してはモチベーションがあがるんですね?

 

Tそうですね。それで迷惑しているのは家族だと思うんですけど。笑

 

Qでも、それを支えているのは家族なんですよね。

 

T一週間に1度か2度夜家にいれば良いというのはよくありましたからね。だから、それは地域とかスポーツの力なんだとおもいます。実際、自分もここまで熱くなれるとは思っていなかったし。それにこういうこと(江南の管理、芝生化)もできるとは思っていなかったし。それにはタイミングもあるし、色んな人に会って話をして学ばせてもらって、そういうタイミングで熊谷市で募集が合ったりして、天が俺にこういう活動をしろって言っているんだろうって、勝手に解釈をしてました。それに、これをのがしたらもう無理でしょうという感じでした。その中で、まわりは馬鹿だ馬鹿だ、無理だ無理だと言ってくるんですよ。でも、現実にここまでできていますからね(。そうすると不思議とやっぱりみんな心配で協力してくれる人がでてくるんですよ。しかも求めているような人なんです。本当に助けられています。まわりからは危なっかしく見えているのだろうなって感じです。

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Qまわりから無理だと言われたときに、高橋さんにとって何が原動力になるのですか?普通の人は心が折れてしまうと思うのですか?なんで決めたことに対して気持ちがぶれないのですか?

 

T無理だって言われたら、受け入れるようにしているのです。確かにそうですよねって。でも、ちょっと時間をおいたときに無理なことを可能にする知恵約風はないのかなって考えるようにしています。一晩寝ると、無理だって言う人は薄っぺらい表面しか見ていないない人だから無理だって言うんです。でも一晩深く考えると、答え出ちゃうんですよ。こうやればできるじゃんて。

例えば、この公園の草刈りも広くて大変で、その予算で絶対無理だよっていわれました。それでは、高橋さんが毎日刈ることになるよって言われました。予算内ないなかで業者にも頼めないし。でも誰か専属で一人続けて草を刈ってくれる人がいれば大丈夫だろうって考えていたら、このように草を刈ってくれる近所の方がいて、現れるんですよ。しかも現れた人って自分が求めていた人なんですよ。そういう風に無理だって言われたら、反発するのではなくて受け入れるようにして、自分なりの解決策を用意する。逆に無理だと言ってくれた人に「ありがとうございます」という気持ちを持つようにしています。無理という人のそういう見方もあるのだなと思うようにしています。じゃあそうなったときに、どうすればいいのかなと考えるきっかけができて、準備をすることができる、解決策を考えることができる。だから、「無理だ無理だ」はウェルカムなんです。

 

Qなるほど。ある意味「無理だ無理だ」と言われるということが原動力になるんですね?

 

Tそうですね。逆の見方をするとそうです。草刈りどうするんだ、枝下ろしどうするんだ、芝刈りどうするんだ、なんだかんだどうするんだと言われると、「そうですね」と受け答えて、解決策を考えるきっかけとなります。そこから答えが出るんです。

 

Q活動していく中で、絶対ぶれない大切にしている軸、哲学、考えは何ですか?

 

T大切にしている考え方は、地域論というか、世代間を越えたコミュニケーションと環境を良くしようと言うことからスタートしているので、こういう管理をしている人とか極力人と合ったときはコミュニケーションをとろうということは意識しています。コミュニケーションをとって吸収しようということは仲間にはよく言っていることです。後は地域から人材を輩出するんだという、それをやってやるんだと言う気持ちです。この二つが大切にしていることです。その地域から人材を輩出するということは、スポーツに限らず、政治家かもしれないし、どんな人材かはわからないけど、そういったコミュニティの中で育った人間がゆくゆくは日本をしょってたつ人間になる、日本の中で力のある人間になる人をこの地域から出すというのが願いです。そういう人たちが振り返ったときに、「僕はこの江南総合公園で、野球をやっていたときに球拾いだったんですけど、散歩しているおじちゃんが名前を覚えてくれて、試合見に来てくれて励ましてくれたのが、頑張ろうという力になりました」といってくれる、ことが達成できたら泣いちゃうね。

日本の中で力のある人が育てば良いですけど、(有名とか力があるとか)そうでなくても育った人が、ある年代になったときに、ここでの活動のことを話題にしてくれることしてくれる、そんな環境を作っていくことが目標ですね。

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Qこうしたいという気持ちが強い分、地域から人材を育成していきたいというのが原動力になっているんですね?

 

Tそうですね。そこですね。それが元井さんとの約束であり、清雲さんとのやくそくであるので。清雲さんからは、「高橋50年はかけるつもりでやれ」といってくれました。「50年、100年でかけてやれ、自分が生きている間にそれが達成できるとは思うな」と言われたので、なおさらやる気になりますよね。自分がいきている間で達成できないからなおさら大事なんだなって思います。自分が死んでしまってからも残る文化を作る為に大切なんだなと思います。それが見たいからではなく、100年・200年たったときに、今やっていることがもとで文化が育つ、地域が育つようにしたいなと思います。それが政治の力とかではなく、地域のコミュニティの力でできると信じています。

 

Qなるほど。凄いですね。やっぱり人の繋がりが地域の文化をつくっていくということですね。

 

T私はそう思っています。それしかないと思っています。大きな会社でお金をポンと投資して、一瞬で外見的には文化になっているように見えるとは思います。例えば、ナイターがついた人工芝のサッカー場があるとかはできると思います。でも(すぐにできた)それは100年は持たないと思います。

 

Qそれはやっぱり、見た目で凄いんじゃなくて、支えるのは人だから、人と人がつながって育って行かないとそういう文化ができてこないということですね。

 

T私はそう思っています。人と人が繋がって人が支えるということが、さっきの話の土壌と根の話で人の目に見えない部分ということです。

 

Q今はそこに手をかけ始めていて、この活動は文化を創る為の土壌を耕し、根を張る為の環境を整えているということですね。

 

Tその通りです。何かのきっかけ(スポーツ)で人があるまる環境にして、世代を超えてコミュニケーションが生まれる何かしらのきっかけをつくりたい。その中で、コミュニケーションが生まれ人が繋がり、育つために「高橋さん、こんなことした、あんなことしたいというアイデアがこの環境や地域から生まれるようにしたい」。出てきた色んなアイデアをカタチ(事業)にしていくことで、一回きりの活動ではなく、継続性のあるものにしていきたい。アイデアの一つ一つは小さいかもしれないけど、一つ一つの活動をつなげていきたいと考えています。

 

Q最後に、今後のビジョンは何ですか?

指定管理も含めて、まずやって行きたいことは何ですか?

 

Tまずやりたいことは、江南総合公園という環境で芝生のグラウンドを作りたいということと、あとスポーツ少年団などの団体があるのですが、自分たちでクラブを作るということではなく、地域にすでにあるスポーツ少年団をサポートする立場になりたいと思います。サポートする為の指導者を育てなければ行けないのか、近くにある立正大学の専門の先生や部活の選手にお願いをしたりして、地域スポーツの競技力の向上をしていきたいと思います。

あとは、この地域でスポーツをしている社会人も多くいるので、スポーツをしている人たちも巻き込んで、地域でスポーツをしている人たちにスポーツ教室をしてもらう。そこで活動をするおじさんや、おじいちゃんたちの試合を、指導を受けた子供たちが見に行ってコーチたちを応援するということができれば、世代を超えたコミュニケーションのきっかけ作りのスタートをきれると思います。そうすると、教える大人もいい加減なプレーはできなくなるし、「コーチ試合のときに何シャツ出しているんだよっ!」「なにタバコすってるの?」って子供が言うようなことがコミュニケーションがうまれたら、大人も子供から学ぶことができるのかなと思います。

まずは、土の中の細かい根がはるようにしていき、ゆくゆくは、サッカーで言えばプロチームまではまだ想像がつきませんが、地域からプロチームが必要とされる声が出るように盛り上げていきたい。あとは、スポーツに関わらずユース年代のチームをいくつか持ちたいと思っています。社会人はアマチュアでも良いと思っていてまずはそこをつくりたい。大人と子供がお互い応援し合える環境を作りたい。そういうことができればスポーツ文化を育てる為のスタートを切れると思っているので、地域を巻き込んで10年後までに達成したいと考えています。

3年後には、私たちの環境を提供して地域でプレーをしている選手のスポーツ教室をしたいと思っています。子供間やチーム間、世代の垣根はなしで、スポーツを楽しめるようにしたい。私たちはその活動をサポートできるようにしていきたい。例えばコーチの試合を見に行ける環境を作ったりするなかで、子供と親のコミュニケーションをとるきっかけを作ったりしていくことで土壌や根を育て土台を作っていきたいですね。

 

Qまずは、スポーツを通して人が集まるきっかけを作り、スポーツ教室等がこの地域に定着していくことがこれからの最初の目標となるのですね。

 

Tそうですね。それを10年以内に達成します。このように土壌ができれば、色々なものが育ってくると思うんですよ。やっぱり、極力農薬を与えないで、有機肥料をあたえて育つ土を育てていきたい。良い土には色んな微生物がたくさんいます。良い土を支えるにはたくさんの微生物のように支える人の力が必要ですので,支えるのは人と地域だろうということです。良い土のブレンドを作っていきたいです。誰でも種を植えることはできます。今の時代は種ではなく、苗を植えています。それは表面的に見えるスポーツクラブが乱立しているように見えます。しかし、地域の土がどんな土かも知らないで、簡単に苗を植えてしまう。だから数年でチームがなくなってしまったり、文化として地域に根付かなかったりすると思うんです。種を植えることは苗を植えることより大変ではありますが、土が見えていない人がまだまだ多いと思います。私は、地域の人たちに土が大事だということに目を向けられるような、関係性を地域と持ちたいですね。

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Qやはり、土からということですね。

 

Tそうですね。私には種をまいたり、苗を持てくることはできませんが、私にできるのは土を作ることくらいです。私にはプロとしての選手の経験がある訳ではないですし。

 

Q土を作ることは時間がかかることだから誰にでもできることではないですよね。

 

T時間がかかるし、すぐに成果が出ないから飽きてしまうと思います。

 

Q普通の人だったら続けられないですね。

 

T種とか、苗だったら芽が出たり、葉がのびたりと目に見える変化がわかりますからね。土は変化が見えないですから。

 

Q失敗したらということは考えたりはしないのですか?

 

Tやっていて失敗したらとは思わないですからね。不思議と失敗したらどうしようとは思わないんですよ。成功したときのことしか考えないので。以前仕事のことで精神的に追いつめられていて凄く落ち込んだことが合って。モチベーションの持ち方を自分で勉強をしました。勉強をしたなかで、「言葉は言ったことは実現する」ということを学びました。しかし、良いことも、悪いことも実現してしまうということです。だったら、悪いことは口にしない方が良いし、悪いことや失敗したことは考えない方が良いなと思いました。こういうとを学んで、繰り返しているうちにいつの間にか自分の考えになっていたんです。

日本には言霊という言葉が合って、言葉にしたことは良いことも悪いことも現実になってしまうということも学びました。

今の時代に感じているのは、言葉を大切にしない人が多いように感じます。今の時代はインターネットやソーシャルネットワークで簡単に情報や考え、気持ちを伝えることができますが、そのぶん軽くなってしまいますよね。自分は言葉を大切にする人間になりたいですし、自分が話をしている言葉で子供や人を引きつけられる人になりたいし、そういう言葉の大切さも伝えていきたい。伝え方のうまい下手は人それぞれあるとは思いますが、「伝える」ということに関してはここ10年くらいは意識しています。

 

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Q言葉に気持ちを乗せてつたえるということですね。

 

Tそうですね。言葉には力があるからこそ、自分が言ったことは行動に移さなければ行けないなと思います。だからこそ、適当なことは言っては行けないなと思います。

 

Q言葉は大切にしていますね。

 

T人に話をすることも大切にしていますが、人が話をしていることを聞くということも大切にしています。言葉は大切ですね。

 

Q今日は貴重な話を聞かせて頂いて、ありがとうございました。

 

Tこちらこそ、ありがとうございました。

 

 

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名前  高橋 哲男
NPO法人グリーンアップ熊谷 理事長
有限会社 煉創 代表取締役
埼玉県サッカー協会 4種委員会理事
埼玉県北部地区4種協議会 副会長
深谷市サッカー協会 副理事長

生年月日 1968年7月 (昭和43年) かに座 O型

過去、現在に取り組んだことのあるスポーツ
サッカー、野球、ソフトボール、スキー、ロードレース(バイク)、モトクロス(バイ
ク)、
バレーボール

出身地  埼玉県熊谷市

現在の活動のホームページ
NPO法人 グリーアップ熊谷(ブログ)
http://gukumagaya.blog.fc2.com/

オンリーワンデザインの庭、外構を創る。
ワンストップエクステリアショップ (有)煉創
http://niwa-tsukuri.com/

北部地区4種協議会
http://sports.geocities.jp/snjfc2010/

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