第3回 東京都電動車椅子サッカー協会 副会長 後藤昭邦氏

電動車椅子サッカー選手達と共に大好きな試合を作り上げる喜び

 

 今回のライフインタビューズは、電動車椅子サッカーの発展と普及に努めている、東京都電動車椅子サッカー協会副会長の後藤昭邦氏にお話を伺いました。

 

 

Q:まず始めに、電動車椅子サッカーとはどのような競技ですか

 

後藤:電動車椅子サッカーといってもほとんどの方は見たことも聞いたこともなく、イメージが湧かないと思います。

一言でいうと、電動車椅子サッカーは重度身体障害を抱えた方達が、身体に残された少ない身体機能を使って電動車椅子を操縦して室内で行うサッカー競技です。

 

車椅子バスケットや車椅子テニスなど車椅子を使用した障害者スポーツは数多くあり、それらはご存知の方も多いと思いますが、自立歩行は言うに及ばず、上肢に機能障害があって手動の車椅子を漕ぐことも困難な方々にとっては、楽しめるスポーツが非常に限られてきました。 

 

しかし、「電動車椅子サッカー」はかなり重度の運動機能障害を持つ方でも、数少なく残された身体機能、例えば「手・足・口・顎」などの僅かな動きを使って電動車椅子のコントロールスティックを操作して楽しむことのできる、唯一といってもよいサッカースポーツです。

 

具体的競技は、1チーム4名の電動車椅子に乗った選手で構成される2チームが、体育館のバスケットボールコートを使用して専用ボールをパスしたり、シュートして相手チームゴールにボールを入れて得点を競う室内サッカーです。

使用するサッカーボールは、直径がサッカー5号球の約1.5倍もある専用球を使用するんですよ。

2

 

Q:電動車椅子サッカーに関わるようになったきっかけは何ですか?

 

後藤:2009年10月に東京都府中市で第13回電動車椅子サッカー関東大会が開催され、それに先立って電動車椅子サッカーの公認審判資格取得講習会が同年9月に開催されました。

 

そこに参加してこの競技の審判資格を取得したのが電動車椅子サッカーに関わることになったきっかけです。

私はこれまで約22年間、サッカー・フットサル審判員として活動してきたのですが、共に活動してきた友人の一人がNPO法人府中アスレティックフットボールクラブの理事をしていて、同クラブがその大会の協力団体となったことで、その友人が声をかけてくれました。正直それまでは電動車椅子サッカーという競技が存在することすら知らなかったんです。

 

 

Q:電動車椅子サッカーのレフリーはサッカーやフットサルのレフリーとどのように違うのですか?

 

後藤:電動車椅子サッカーにもFIFAと同じように国際電動車椅子サッカー連盟(FIPFA)という国際統括団体があり、そこで決められた国際統一ルールがあります。

この競技規則は基本的にFIFAのサッカーやフットサル競技規則を周到していますので、その解釈や適用という点については、サッカー・フットサル審判員を行っている者にとっては馴染みやすいかと思います。

また、審判団はサッカーと同じで、主審一人がフィールド内でジャッジを行い、副審二人がフラッグを持って両側のタッチラインに沿って移動して主審をサポートします。

 

ボールがタッチラインや、得点とならずにゴールラインから出たときはフットサルのようにキックインやコーナーキックで試合再開となるのですが、当然ながら選手の皆さんはボールを拾ったりセットすることが出来ませんので、その時には審判団がボールをセットしたりしてサポートするんです。フリーキックの時も同様です。

 

その他、試合中に電動車椅子が故障したり、手が電動車椅子のコントロールスティックから外れてしまった時なども、選手の方達の多くは自力で手足を動かすことが困難なので、サポートを求められることがあります。

ただ、選手の体に触れてのサポートは専門知識を有さない者がむやみに行うと、選手の障害や苦痛を増加させてしまう恐れがありますから、基本的にはそのような場合は選手のチームスタッフに介助をお願いすることが多いですね。

選手が置かれた状況、障害の程度や対応の緊急性を進行中の試合の中で適切に判断する、サッカーやフットサルでも同じ判断は求められますが、障害者スポーツでのそれは、よりシビアな判断を求められます。

その点も健常者によるサッカーやフットサルとは違うレフリーに求められる役割でしょうか。

 

選手が相手、スタッフ、関係者、審判をリスペクトする精神はとても強く、素晴らしい

3

 

 

Q:電動車椅子サッカーのレフリーの難しいところ、やりがいは何ですか?

 

後藤:電動車椅子サッカー競技はサッカーやフットサルの競技規則を踏襲しているとお話ししましたが、身体障害をお持ちの選手が電動車椅子に乗って行われる競技ですので、当然、サッカーやフットサルには無い特有の規則があります。

 

しかし、サッカー・フットサル審判と比べた電動車椅子サッカー審判の難しさは、その特有の競技規則の理解という点もさることながら、むしろ、この競技が重度身体障害をお持ちの方々が行う競技という特性に由来するところが大きいと思います。

 

身体傷害、運動機能障害と一言にいっても、選手の方達が抱えるその種類や程度は正に千差万別です。

それに電動車椅子サッカーって、おそらく初めて観戦された方は驚いてしまわれるほど試合中激しく車体を接触させることがあります。

 

競技規則で「不用意に、無謀に、過剰な力で」行うことでファウルとされることも、それを受ける競技者の傷害程度や状況によって受けるダメージは全く違います。決して大げさではなく、状況によっては選手の生命にも関わるダメージを受けてしまうことも考えられるのです。その都度、競技者の状態、状況を適切に判断し、ともかく安全に競技を進めるための判断力が求められるんです。障害者の方達へのケアを専門に学ばれた方達とは違い、その専門知識が無い私達のような者は、競技者の方達個々の状況を適切に判断することには、それ相応の学習と経験を積むことから始めなければなりません。

電動車椅子サッカー審判活動を始めた当初、無論今もなお最も悩み、戸惑い、それが最も難しい点ですね。

 

電動車椅子サッカー審判のやりがいですか。

基本的にはサッカーやフットサル、その他の競技の審判員と同じだと思いますが、選手達と共に大好きな競技、試合を作り上げる喜びや楽しみ、そして審判として下す判断、ジャッジやサポートで試合が安全で、より良く充実したものとすることができるという点なのではないでしょうか。

ただそれはあらゆるスポーツの審判員に共通したものですよね。

 

電動車椅子サッカー、いや、障害者スポーツに関わる者すべてのやりがいともいえるかもしれませんが、障害を抱える方達がスポーツを楽しんで充実した時間を過ごして頂くために、自分でも多少なりともお役に立てるんだという充実感とでもいうか、まあ多少自己満足と言われてしまうかもしれませんけどね。

 

ちょっと余談になりますが、電動車椅子サッカー、他の障害者スポーツでも同じかもしれませんが、選手の皆さんの相手競技者や、スタッフ、関係者、審判スタッフに対するリスペクト精神はとても強く、素晴らしいなと思うことが多いんです。

それは私達が普段あたりまえのように行っていること、例えば行きたいところに行き、やりたいことを自分で自由に行うこと、そのどれも選手の皆さんは常に誰かのサポートを必要とされています。

 

自分が、自分達が今ここでサッカーを楽しむことができるのは自分の努力だけでなく、多くの人々との協力の賜物なのだということを日頃から強く感じておられるからではないかと思うんです。ですから、激しく戦った試合後でも、相手選手や私達審判団にも心から「ありがとう」って言ってくれます。最高の笑顔でね。

 

私のようにサッカーやフットサルの審判活動でこれまでおよそリスペクトとは程遠い経験も多くしてきた者にとっては、電動車椅子サッカー審判活動でのこのような本当の意味でのリスペクト精神に触れることができる経験は、掛け替えのないものとなっています。本当に「あぁ、審判をやっていてよかった」と思える。そして私も心から選手の皆さんに「ありがとうございました」って言える。これこそが私のやりがいですね。

 

 

巧みな電動車椅子コントロールとエキサイティングな試合展開を会場で見てほしい

4

 

Q:電動車椅子サッカーの魅力は何ですか?

 

後藤:これは正に百聞は一見に如かずですよ。是非一度、実際の電動車椅子サッカーの試合をご覧になってください。ともかく私は驚きの連続でした。それまで街なかで障害を抱える方達を見かけることはあっても、身内にはいなかったこともあり、最初、電動車椅子サッカー選手の皆さんにお会いした時は、その障害程度の大きさに正直ショックを受けました。それこそ四肢はおろか、顔を横に回すことすら難しい方達もおられ、この方達がいったいどうやったらサッカーなんか出来るのだろうってね。

 

ところが、いざ試合となると目の前には信じられない光景が展開されたんです。

ある選手は指先で、ある選手は足の指でコントロールスティックを操作して、電動車椅子を巧みに操り、フィールドを縦横無尽に走り回ってボールをドリブルしたり、パスをしたり、電動車椅子を高速回転させて凄いシュートを放って試合を展開するのです。そしてその激しさ。ボールの競り合いやポジション争いで電動車椅子をガンガンぶつけ合っているんです。そのエキサイティングな試合ぶりに目を見張りました。電動車椅子サッカーの魅力といえば、正にこの巧みな電動車椅子コントロールとエキサイティングな試合展開でしょうね。

 

もっともこのエキサイティングぶりが、今に至るまで私の審判活動において選手の安全と試合の醍醐味を両立させるための悩みとなっているんですけれどね(笑)

後日、私も電動車椅子に試乗させて頂く機会があったのですが、指先の僅かな動きでもコントロールできるように、なおかつ競技用にセッティングされた電動車椅子はまっすぐ進むことすら難しく、ましてボールをドリブルしたり、味方に正確にパスを出すなど、私にはまったく出来ませんでした。重度の障害を抱えた選手の皆さんの努力や如何ばかりかと、あらためて驚き、尊敬してしまいました。

 

 

Q:仕事をしながら電動車椅子サッカーに関わる事はとても大変だと思います。仕事と電動車椅子サッカーの活動を両立させるモチベーションは何ですか?

 

後藤:確かに仕事や家庭との両立は難しい問題ですね。まぁそれはどの様なことでも同じだとは思いますが。でも、私が関われる電動車椅子サッカーの大会は年間を通じて5~6大会位で、フットサル・アクティブ審判員として活動していた頃のようにオンシーズンは毎週のように審判割り当てが入るような忙しさはありません。それに比べれば随分と余裕を持てるようになりましたね。

 

ただ私は現在、審判員としてだけではなく、東京都電動車椅子サッカー協会の副会長もさせて頂いていますので、対外交渉やら会議やらの準備などでそこそこ忙しくはしています。仕事や家庭と電動車椅子サッカー活動の両立モチベーションは、先ほどお話ししたようにそのやりがいの大きさ、そして電動車椅子サッカーという競技の面白さ、楽しさ。そして何より、この競技に関わる方達の人間的魅力でしょうか。たとえ大きな障害を抱えていようとも前向きにこの競技に取り組む選手の皆さんの姿勢。それを傍でサポートするボランティアスタッフの方達の献身。皆気のいい奴らばかりの審判仲間。本当にみんな優しいですよ。その魅力でしょうね。

 

 

Q:電動車椅子サッカーやスポーツに関わってきて良かったと感じることは何ですか?

 

後藤:電動車椅子サッカーに関わる前はサッカー・フットサル審判員。

そしてその前はサッカー少年団のコーチ。

その前は府中市青少年吹奏楽団というところでトランペット奏者として活動してきました。

何においてもそうですが、自分が学業や仕事以外にも打ち込むものを持っているというのは生活の、大袈裟かもしれませんが人生のメリハリや気分転換を図るうえでとても大きな存在でした。

それを持ち続けることができたこと、現在は電動車椅子サッカー活動が私にそれを与えてくれています。

良かったと感じることですね。

 

 

Q:今後、電動車椅子サッカーに関わって行く中での個人的な目標は何ですか?

 

後藤:先ほどもお話ししたように、現在私は東京都電動車椅子サッカー協会という東京都における電動車椅子サッカー競技の統括団体で役員をさせて頂いています。その立場からは、ともかく電動車椅子サッカーという競技の存在、そしてその魅力を一人でも多くの方に知って頂きたいと思っています。

 

現在、国際電動車椅子サッカー連盟をはじめ、日本協会においても将来のパラリンピック正式種目採用に向けて動いています。

そのために私も底辺から何がしかの協力が出来ればと考えています。

余談ですが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの正式種目採用は叶わず残念でした。

 

あと、審判員としての私の目標は、もっともっとその知見を高めてゆくことですね。

現在、日本国内の電動車椅子サッカー公認審判資格は下からC、B、A-2、A-1、国際審判とあり、サッカーで言うと4・3級、2級、1級、国際審判という感じですね。現在の私はB級審判員。地域ブロック、私の場合は関東ブロック協会主催大会までの主審が行える資格ですから、サッカー2級に相当します。できればこの上を目指して精進していきたいと思っているんです。でも、かなり頑張らないとだめかな(笑)

 

困難を抱えながらも精一杯プレーしている選手たちがいることを、一人でも多くの方たちに伝えたい

5

 

 

Q:電動車椅子サッカーの活動はどのような方に支えられています?

 

後藤:電動車椅子サッカーを支える方達の中で一番多くおられるのはボランティアスタッフの皆さんです。この競技を行う選手の皆さんは普段の練習においても移動はもとより、その全ての事にサポートを必要とされています。それをあらゆる面において支えておられるのがボランティアスタッフ。それは福祉関係にお勤めの社会人もいれば、大学で福祉ボランティアサークルなどで活動する学生さんも多くおられます。そして選手のご家族の力も欠かせませんね。その方達が普段のチーム練習、そして大会となれば大会スタッフとして皆さんで支えてくださいます。

 

そして看護師、作業療法士、理学療法士、電動車椅子のメカニカルスタッフ等の専門家としての知識、技能をお持ちの方達。

そして私たちのような審判活動でこの競技を支える人達。まぁ、その総ての方達は皆、基本的に皆ボランティアで活動していますので、大きく纏めれば総てボランティアスタッフとも言えるかもしれませんけれどね。

 

 

Q:電動車椅子サッカーの活動に興味を持った時に、どのようなサポート活動やボランティア活動がありますか?誰でもその活動に参加することはできるのですか?

 

後藤:無論どなたでも活動に参加して頂けます。大歓迎です。具体的な参加方法としては電動車椅子サッカーチームの活動を普段の練習などでサポートして頂くことでしょうか。練習会場の準備や片付け、用具器具の準備、移動、片付けなどなど、どのチームも多くのサポートを求めておられます。お近くにチームがあるかどうかをお知りになりたいときには日本電動車椅子サッカー協会の公式ホームページなどで調べいただけると全国の状況も判りやすいかと思います。

 

あとは各種電動車椅子サッカー大会で大会スタッフとして協力して頂く方法があります。これは日頃から継続的にサポートスタッフとして動くようなチームスタッフは無理でも、単発の大会毎のスタッフですので比較的取り組みやすいかもしれませんね。例えば大会となると多くの人手が必要となるのですが、大会会場に車椅子で入場するにはその都度車輪を雑巾がけしなければ館内が汚れてしまいますので必要となることが多いんです。その他、会場設営や片付け等、決して専門知識がなくても安心してご協力いただける仕事が沢山あります。これも日本協会のホームページ(http://www.web-jpfa.jp/)で随時大会情報がアップされていますので探してみてください。

 

そして肝心の審判員(笑)

何の経験が無くても一から競技規則や審判法をお教えしますし、既にサッカー・フットサル審判資格をお持ちの方は、かなりの部分で共通なところがありますから、すぐに馴染んで頂けると思います。

審判員もかなり人手不足なので、是非お待ちしています。

これも日本電動車椅子サッカー協会のホームページでお近くの地域ブロック協会を探して頂くか、例えば私が活動範囲としている関東圏では私の東京都協会、神奈川県協会、千葉県協会がありますので、そこに直接お問い合わせいただくのも一方です。

ちなみに私の東京都電動車椅子サッカー協会の連絡先はメールでtpfa09@gmail.com までお問い合わせください。

ちょっと宣伝になっちゃいましたね(笑)

 

そしてこれがもっとも皆さんに協力して頂きたいことなのですが。とにかく試合会場に足を運んで頂き、電動車椅子サッカーを生で見て頂きたい。そして見て頂いた感想や感動を周りの方に是非伝えてください。ともかく電動車椅子サッカーという競技があるんだ、そこでは困難を抱えながらも精一杯プレーしている選手たちがいるんだということを、一人でも多くの方たちに知って頂きたいんです。

 

私達の競技はまだまだ名も知られていないマイナーな存在です。当然、マスメディアへの露出もほとんどない。結果、必要な資金もほぼ総て競技者が自腹をきって負担しているのが現状なんです。例えば昨年、オーストラリアで開催されたAPOカップという国際大会へは、日本からも代表チームが派遣されて国際舞台で初めて優勝しました。でもその日本代表選手達は個人的介助者の分も併せるとかなり高額な自己負担を抱えて参加しています。日本電動車椅子サッカー協会から派遣された国際審判員も30万円以上の全額を自己負担で参加しているのが現状です。多くの方たちの協力で成り立っている私達の競技ですが、何をするにも資金が無くては実際何もできないのもまた厳しい現実なんです。ぜひ多くの方たちに認知して頂き、少しでも多くの企業、団体、個人の皆さんからのお力添えをお願いできればとてもありがたいんですが。もっともその為には、私たち自身がもっともっと広くアピールしていく努力がまず必要ですけれどね。

 

 

 

Q:最後に、後藤さんにとって電動車椅子サッカーに関わるとは?

 

後藤:感動したことはこれまで縷々お話しした中で尽くされていると思います。

学んだこと、それは人の力の無限な可能性でしょうか。

電動車椅子サッカーという競技に触れる前であったら、もし事故や病気で身体の自由が利かなくなってしまった自分を想像すると、はたして電動車椅子サッカーに打ち込む選手たちのように前向きに生きていただろうか。

たぶん一人で部屋に籠って、自分の置かれた状況に不平不満を抱くだけだったかもしれません。

でも、今、私の前には多くの困難を抱えながらも、サッカーがやりたいという切なる思いを努力して実現している大勢の仲間がいる。人としての生き様。ちょっと大げさかな(笑)

人としての在り様というものを、私よりずっとずっと若い彼らは、その事実をもって私に教えてくれているんです。

 

私はかつてサッカー少年団で小学生たちにサッカーを教えていたことがあります。できれば彼らに是非一度、電動車椅子サッカーを観戦してもらいたいと思っています。今の子供たちは恵まれていて、自分がサッカーに打ち込める環境は総て親や大人達が準備してくれる。ボールを蹴るということ一つとっても、特にそのことを考えたり、思いを致すことなど無いと思うんですよ。無論、彼らはサッカーが大好きで、日頃から練習や試合に頑張ってはいるんですが、はたして自分がサッカーが出来るということはどういうことなのか、そこまでは考えませんよね。まあ彼ら、いや我々大人だって同じかな、それは普通のあたりまえのこと流してしまっているのですから無理もないんですけど。

 

その彼らが電動車椅子サッカーを観て、そこで大きな障害を抱えながらも電動車椅子をコントロールしてサッカーを行う選手たちの姿を目の当たりにしたら、きっと彼らも自分が思う存分ボールを蹴ることができること、サッカーが出来る環境がけっしてあたりまえの様に自然にあるわけではないこと、そんな諸々のことを彼らなりに考えてもらえるきっかけになるんではないかと思うんです。

 

考えれば考えるほど、私はまだまだ出来ること、出来ていないことが多く残されていると思ってます。私一人で出来ることなどたかが知れていますんで、多くの仲間たちと一緒になってこの電動車椅子サッカーという競技の発展のお手伝いがしたいと思っています。またこの活動を通じて彼らに学び、私ももっと成長出来たらいいなと。それが私が活動を続ける意味でしょうか。

 

 

Q:今回はお忙しい中、貴重なお話ありがとうございました。日本の電動車椅子サッカーの更なる発展を望んでいます。

 

 

 

20140518_170533

後藤昭邦氏

昭和29年10月31日生まれ

東京都電動車椅子サッカー協会 副会長
FRSG障害者サッカー活動支援基金 理事長
電動車椅子サッカーB級審判員
サッカー3級、フットサル2級審判員
歯科技工士
関連リンク

日本電動車椅子サッカー協会ホームページ

 

Facebookページ

東京都電動車椅子サッカー協会(Tokyo Powerchair-Football Association)

 

 

電動車椅子サッカーのボランティア等に参加希望の方、ご質問は「東京都電動車椅子サッカー協会」までご連絡ください。

tpfa09@gmail.com

 

 

 

広告